2006-12-03

鎮魂歌 馳星周著

不夜城はビデオで見ましたが馳星周の作品を読むのは初めてです。

第一級の娯楽作品です。

薬屋「楊偉民」、故買屋「劉健一」、堅気「周天文」、殺し屋「郭秋生」、「朱宏」率いる上海流氓、朱宏の情婦「楽家麗」、「崔虎」率いる北京流氓、崔虎に使われる元刑事「滝沢」、滝沢の情婦「林宗英」、日本のヤクザ「新生会」、中華人民戦線「謝圓」等登場人物が、かなり多いのですが、複雑で分りづらい訳では有りません。

内容は非常にシンプルです。
劉健一の怨念と野望を背景とした策謀に巻き込まれながら、生き残りを掛けて、それぞれの登場人物が立ち回る物語です。

利用されているだけなのを分かりながらも一途な「郭秋生」の複雑な心理描写、落ちるところまで落ちていく「滝沢」の人物描写が秀逸です。

蛇足です。
私が購入したのは「平成18年10月10日」の五版ですが、P555~P566に同じような内容の繰り返しと同じ内容の繰り返しがあります。
編集ミスなのか、落丁なのか分かりませんが、滅多に無いことでしょうから貴重な一冊として保存しようと思います。

鎮魂歌(レクイエム)―不夜城〈2〉
角川書店 [著] 馳 星周
ASIN:4043442025 /文庫/600頁
発売日:2000-10
ランキング&評価:---位 4.0
価格:¥ 800 [2006-11-26 Amache]
5 - 不夜城読まずとも...
4 - 滝沢みたいな男はホモなのか?
4 - 劉健一と楊偉民の物語
4 - ホモ率が高い気がして信じられない面があるけど○。
5 - 「不夜城」の二年後を描いた、ロマンノワールの傑作です。

0 件のコメント: